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甲賀幻妖斎

  • Author:甲賀幻妖斎
  • 工学部出身ですが、社会に出ると技術系の知識よりも
    社会科学の知識が必要とされることを痛感。
    組織と人間、それを取り巻く社会の関係について考えています。
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望山馳死馬。
社会、組織、人間のかかわりについて考えています。 主に、読んだ本や映画のメモです。
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P・F・ドラッカー;ネクスト・ソサエティ、第4部 第3章
next society
”P・F・ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳);ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる”

第3章 大事なのは社会だ-日本の先送り戦略の意図
p250~p251
日本についての正しい仮説は次のとおりである。
第一が、官僚の優位性はほとんどあらゆる先進国で見られるとの仮説である。
第二が、日本の官僚は、われわれが考えるよりもはるかに耐久力があるというものである。
第三が、先進国では、アメリカを別として、社会の維持にはエリートの指導力が必要とされているというものである
第四が、日本では先送り戦略が有効であるというものである
第五が、日本の政治家、官僚、経済界などの政策形成者にとっては、大事なのは経済よりも社会であって、先送りこそ合理的な戦略であるというものである。

p254より
日本のような、家柄や富ではなく能力に基礎を置く指導層というものにはおそるべき耐久力がある。信用をなくし敬意を失った後も長い間、力を持ち続ける。そのよい例が、かつてのフランス軍部だった。

p255より
自らの力を奪おうとするあらゆる試みを挫折させるという、時のエリート指導層のおそるべき力は日本特有のものではない。先進国、特に民主主義の先進国は、エリート指導層を不可欠とする。何らかの指導層が存在しないことには、社会と政治が混乱に陥る。民主主義そのものが危うくされる。

p257より
非民主的との批判に対しては、ドゴールとアデナウアーのいずれもが、民主主義社会はエリート指導層が存在しなければ解体すると答えた。そのとおりだった。
ワイマール時代のドイツでは、軍部は拒否権を握り続けたものの、第一次大戦の敗戦によって著しく信頼を損なっていた。それまで軍部の風下にあった官僚は、共和制そのものに対する態度で二分していた。ようやく台頭した経済人や専門職業人は、新参者にすぎなかった。このエリート指導層の欠落がワイマ-ル共和国の崩壊を招いた。

p258より
ドイツの偉大な経済学者マックス・ウェーバーは、一般的現象としての官僚の存在を明らかにし、その特質は経験を準則化して自らの行動基準とすることにあるとした。今日の日本の官僚の行動、特に危機的な状況をめぐっての行動は、三つの経験、うち二つは成功、一つは失敗の経験を基準としている。

p264~265より
日本の官僚がいかに考え、いかに働き、いかに行動するかを理解するうえでもっとも重要なことは、日本にとっての優先順位を知ることである。
アメリカでは、安全保障が脅かされるときを除いて、もっとも重要なものは経済であるとされる。しかし日本にとっては、もっとも重要なものは社会である。しかも、ここでも日本が一般的であって、アメリカが例外である。アメリカ以外の先進国では、政治にとって経済は唯一の関心事ではないし、もちろん最大の関心事でもない。経済は制約条件にすぎない。社会こそもっとも重要である。
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