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プロフィール |
- Author:甲賀幻妖斎
- 工学部出身ですが、社会に出ると技術系の知識よりも
社会科学の知識が必要とされることを痛感。 組織と人間、それを取り巻く社会の関係について考えています。 ”Top Page” に戻る。
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望山馳死馬。 社会、組織、人間のかかわりについて考えています。
主に、読んだ本や映画のメモです。 |
P・F・ドラッカー;経済人の終わり、第7章(1) |
”P・F・ドラッカー (著), Peter F. Drucker (原著), 上田 惇生 (翻訳);経済人の終わり―全体主義はなぜ生まれたか”
第7章 奇跡か蜃気楼か 1 戦争と平和 p187より 「英雄人」なる全体主義の概念の中核にるものは、個々の人間の犠牲である。それは、まさに不合理な魔物たちを退治するための最古の呪術的概念である。
p189より 新しい秩序を生み出そうとするファシズムの試みが失敗に終わるのは、この矛盾のためである。失業という魔物は退治した。戦争の合理性も明らかにした。しかし戦争の合理化は、社会そのものを無意味なものにしなければ成立しない。よって、奇跡は不可能である。
p190より 軍国主義は、戦争が悪としてではなく、疑問の余地のない善として捉えられないかぎり正当化することはできない。ところが今日、ファシズムへの期待の原因ともなっている戦争への嫌悪感は、戦争がまぎれもない悪とみられていることを示している。
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